【ロビー活動禁止】オバマアメリカとどう向き合うか

soesan2008-11-13

オバマ新政権ロビー活動禁止要綱

(1)ロビイストからの献金、贈与を禁止する
(2)過去1年間にロビー活動に従事した人物が関連分野の政策決定に関与することを禁止する
(3)政権移行業務に従事した後、新政権に対して関連分野のロビー活動を行うことを1年間禁止する。


11月12日10時16分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081112-00000043-jij-int


☆これが出来れるならばまさにアメリカ政治は「CHANGE」以外なにものでもありません。
変革も変革、大変革です。
ただ、「本当に禁止」できたのならばという前提がつきますが。
しかし、オバマ氏は民衆を【ワクワク】させる政治家だなと感心します。

地下室のブログさんにオバマ氏とイスラエルロビーとの関係性をワシントンポスト紙から引用したものが
ありましたので、トラックバック

やはり、オバマ政権の重点は対イラン政策ですね。
ちなみに、イスラエルロビー AIPACは以前に我がブログでも紹介。
共和党サラ・ペイリンにも勉強会を開いています。

イスラエル・ロビー】多極化する世界での日本流ロビー

AIPAC

米ライフル協会(NRA)などと並び、米最強のロビー団体といわれる。
メンバーは約10万人。会費が最低10万ドルという超エリート会員になると、副大統領ら政権幹部との内輪の食事会に出席できることもある。
http://d.hatena.ne.jp/soesan/20080922



アメリカ民主主義政治は実情は札束弾丸飛び交うロビー活動政治でした。
それを、禁止すると言ったオバマアメリカ政治はどう「変革」するのか?

「よーし!これからはキレイな民主主義アメリカになるから日本もがんばっちゃうぞー!」

こんなお人よしでは外交世界では生き抜いていけません。
おちおち、ホテルのバーで飲んでる場合ではありません。

今後、オバマの元でアメリカの政治世界は【表立って】ロビー活動ができなくなる。

とういうことです。つまり、これからは

わからないようにいかにロビー活動【のようなもの】を展開していくかが鍵になります。
【のようなもの】にするためにはやはりロビー活動が必要なわけです。

煩わしい政敵には「あいつはロビー活動をしているぞ!」と攻撃できる手段にもなりえるわけです。
本来、アメリカでのロビー活動に疎いはずの日本が某国のロビイストの息がかかった米議員から

「日本はロビー活動をアメリカでやってるぞ!」

と攻撃される可能性も無くはありません。その時にオバマアメリカ市民に与えるネガティブイメージは尋常ではないイメージになりえます。
特にロビー禁止と謳いあげたオバマ氏へのプライドを傷つけることとなり外交ダメージは相当のものになります。
逆に言えば日本もこれと同じ手を政敵に使うという手段もあるわけです。


今後はそういう陰謀・工作・宣伝がアメリカマスコミを賑わすことでしょう。
(○○議員がロビー活動を受けていた。△△国・企業がロビー活動を頻繁にしている。など)
【表立って】ロビー活動禁止となった以上、それをどう利用しどう活かすか。
これが今後のオバマ政権への外交政策、展開、展望です。

☆伝説のマフィア。シカゴのドン。

サム・「ムーニー」・ジアンカーナの言葉が思い出されます。

彼は米大統領選において多額の資金、人的援助をしていたと自伝で述べています。

「民主・共和どっちが勝とうが大丈夫だ。両方に賭けてるんだからな。

アカとかそんなのものはどうでもいい。理屈が欲しけりゃくれてやる。

オレ達が勝つために万全を期すだけだ」
http://d.hatena.ne.jp/soesan/20080922

頼みますよーーーーーー!外務省のお役人さん!色々言われてますがワタクシ、ハラマキは彼らに期待したいです。