【2ちゃんねる VS 毎日新聞 から見える 分析☆その2】

soesan2008-08-18

昨日、お伝えした2ちゃんねる VS 毎日新聞 分析第二弾である。

☆皮肉にも毎日新聞2ちゃんねる嫌いにもかかわらず2ちゃんねる的対応をしてしまったのである。

分析結果、毎日新聞は騒動に対し2ちゃんねる的な「見えない敵」と戦ってしまったのである。
では本来どうインターネットユーザーに対応すべきであったか?



「見える(想定する)相手に謝罪」すれば良かったのである。


恐らく、毎日社内には

「おれらが謝るのはお得意先であってネットの奴らなんかどうでもいいかんね」

的な風潮があったはずだ。それは騒動後の告訴警告や柳田一男氏の検証、即ネット批判の論調をみれば簡単にわかることである。

恐れずに言えば、方向性は間違ってはいない。現に毎日女性社員の画像は騒動初期以後、ほとんどと言っていいほど貼られていない。
お得意先(毎日が商売上、利益のある相手)に対し謝罪するというのもベターだ。


しかし、毎日はその謝罪の中身を送る相手を間違えた。

つまり、インターネットユーザーという不特定多数を強く意識し謝罪してしまった。謝罪文と検証やコラムが揚げ足をとられるのはそのためだ。

こう言うと「インターネットユーザーはどんな揚げ足も取るから意味が無い」
という言葉が聞こえそうだがそれは極論にすぎないと思われる。

なぜなら、インターネット上で不条理な発言を繰り返す者はインターネット上で封殺されてしまうからだ。
俗にいう「荒らし」である。

☆毎日は自分たちが「見える相手」に向けて真摯に謝罪対応するつもりですれば良かったのである。

毎日新聞も「お得意先」に謝罪するのと、「2ちゃんねる」相手に謝罪するのでは
謝罪姿勢が全く変わってくることは十分にわかっているであろう。

謝罪文面や検証の際に「お得意先に向けて」という心構えがあればわざわざ挑発するような文面にもならないし、処罰も厳しいものになったであろう。そうなれば、祭りの沈静化にインターネットユーザーが買って出てくれるという効果すらあったように思う。
ネットにも「判官びいき」というものが存在するのだ。

低姿勢で謝る者を過剰に叩くというのを大多数の人は好まない。
短期的には損失は大きいが、長期的視野で見れば+にさえなる場合がある。
朝日新聞のサンゴ事件の対応は毎日の騒動と比較され評価されている節もある)


☆見えない敵を想定し、見えない敵に向けて謝罪(挑発)する。

これが最も犯してはいけない愚行だったことは今後の教訓になると思う。



次項はインターネット時代と既存メディアとの将来について我がブログ読者の方と分析していきたいと思う。