【拉致被害者年内に数人帰国!か?!】

soesan2008-08-19

我が社会考察分析科の部員の1人から情報が入ったのであくまで「噂」として
我がブログ読者にだけお知らせしたいと思う。

世間はオリンピックで浮かれているが裏舞台ではどうやら目まぐるしく政治が動いているようである。

部員の情報によると外務省では「中国閥」が台頭してきているとのこと。
俗に言うチャイナスクールである。
これは何を意味するか分析してみると「他の派閥が衰退している」と言うことである。
アメリカ閥」が今も、なお健在な現状を考えると「韓国閥」「ロシア閥」あたりが衰退してきていると推測できる。

「外務省は時の権力者の方向性によって人事が常に入れ替わる事が多い。だから長期的戦略が立てにくいんだ」

これは部員の言葉である。

政治とは「折り」である。「折り」とは落とし所。
ここで、よしとしましょう。と言う互いにメンツを立て決着させることだ。

現・総理大臣 福田氏はその「折り」が抜群に巧い。
長所は「角が立たない」短所は「決定意志が弱い」

その福田総理の短所をカバーする事態が世界情勢で起きている。
日本・アメリカ・北朝鮮この3国の「折り」が見えてきたのだ。

☆どういうことか?分析してみたいと思う。


アメリカはテロ対策とサブプライムローン問題で国内政治で手一杯である。
同盟国の日本との感情の行き違いをここでおこしたくはないが北アジアでの懸念事項はなるべくはやく解決したい(ここでの解決とは表面的なもの)次のステップの懸念を解決したい(パキスタン情勢・ロシア情勢・中東テロ対策)そして、ブッシュ政権の1つの「手柄」を残したい政治家としての理念もあるだろう。


北朝鮮ブッシュ政権が変わるのを見越して構えているとも言われていたがアメリカが仲介しテロ支援国家解除及び国際戦線に戻れるのなら今がチャンスなのでは?と睨んでいる節がある。
拉致問題で日本・アメリカのメンツを立てることによって核問題の影響を小さくできる可能性も十分に考えられる。
相手が功を焦っている時が一番の外交チャンスのは北朝鮮もわかっているであろう。
そして、北朝鮮は時機を逃せば世界でまた孤立してしまう恐れもあるのである。
資源で注目されている今、人権問題を無視してまで世界は投資できない。
21世紀は人権と環境が経済正義だからだ。今はその人権問題を解決する絶好の機会なのだ。


・日本は拉致問題で最後の政権維持を狙う福田首相の思惑もあるだろう。
拉致被害者の帰国はサプライズであり、外交の福田の面目躍如であり、アメリカとの関係も表面的には壊れない「折り」がつく内容なのだ。内閣に中山氏起用にヒントが見えると思われる。
さらに、北朝鮮との国交正常化により福田首相の首相としての外交記録となるお土産までついてくるのである。
拉致被害者帰国サプライズにより選挙にまで影響してくるかも知れない。(サプライズとは予想していなかったからこそサプライズ!なのだ)


まさに一石三鳥
ある方面から見ると、日本・アメリカ・北朝鮮は今は非常に「良好」な関係を維持しているとも言えるのである。

福田首相は「中国寄り」と言われているがそれはほぼ正解だろう。
しかし、我がブログの賢明な読者の方はおわかりであろうがそれが意味するのは「他派閥」には興味が沸かない。
重要視しないということなのである。
福田首相拉致被害者の方への対応は冷たいと言われているが、それはそのまま北朝鮮への対応と同義なのである。
一見、日本だけが苦しい立場にいるようであるが三角均衡しているのが今の現状であると分析する。


しかし。政治は常に流動的だ。
政権が変われば「意志」と「色」が変わる。限られた時間を睨んでの外交攻防は今後も当然、続くであろう。



部員に感謝する。