【飯島勲】堂々たる政治【与謝野馨

soesan2008-09-13

我がブログの知性溢れる皆さんコンニチワ 腹巻です。


小泉前総理の元秘書官 飯島勲氏が気になる記事を書いていました。
文藝春秋 2008 10月号 「福田と小泉総理の覚悟が違う」から


・「私は安倍前総理が退陣表明したときから、当時、安倍改造内閣官房長官に就いていた与謝野馨氏を「平成の伊藤正義」にしたいと思った。
大平総理が在任中に死去した際に臨時首相代理になった伊藤正義官房長官のことを念頭に、与謝野氏に政策を発表してもらい、それを1つの「ものさし」にした上で立候補を辞退してもらうというシナリオを描いていた。つまり、一夜だけの総理候補である」



☆この飯島氏の構想は秘書という立場の権限を越えたものと受け止められ、周囲の反発を買い秘書辞任にまでにいたるものでした。
しかし、ワタクシ、腹巻はこの飯島氏の構想に賛同します。

以前のワタクシのエントリー【堂々たる増税与謝野馨を分析

http://d.hatena.ne.jp/soesan/20080909

>【堂々たる政治】
・耳障りなことを言う。それが私の仕事である。
http://www.shinchosha.co.jp/book/610257/
与謝野氏の政治家としての政治命題はいまや堂々たる増税論なのです。
増税論はとにかく選挙受けが悪く必要財政策でも与野党共に言えません。
選挙が近ければなおさらです。
それでも、与謝野氏があえて増税論を言う理由は何か?
「次の総裁になる人物に代わって耳障りなことを代弁する」

与謝野氏の政治命題はもはや【堂々たる増税】になっていると分析します。
・与謝野氏の政治命題は「増税論」である。
・与謝野氏は「増税論」の必要性を語る場を欲している。
・乱立総裁選において票を確保して新総裁に途中で合流する。
・与謝野氏は選挙に弱く、体調も優れない状態である。
出来レース批判回避も狙える。
選挙向きではない与謝野氏だからこそ、選挙受けの悪い「増税論」を語る事が出来るのです。
>「増税論」の是非を問うために損な役回り覚悟で表舞台に立つ。




☆と与謝野氏の総裁選立候補を分析しました。
与謝野氏の政策理念は今後、与野党どちらが政権を獲ろうとも避けては通れぬ鬼の道「増税論」です。
皆さんが感じている無駄を省いてから増税論を語る。
まさにその国民にとって重大な議論のスタートを選挙に媚びず「堂々と」語る「ものさし」となるのが与謝野氏の政策理念です。


http://d.hatena.ne.jp/soesan/20080909
>「なぜ、この政策をする必要があるのか?」
これがきちんと語られ、議論され、国民が判断するのが本来の政治であるとワタクシ、腹巻は考えます。


☆選挙だけを睨んで必要な議論を語らない政治家。
ヒステリックに増税を忌み嫌い思考停止をさせるマスコミ。

これらが続いた結果が先送りの政治です。
役人の無駄使いも議論の機会さえなく先送りされています。
この「増税論」は与野党どちらが政権を獲っても語らなければいけない国の大計なのです。

増税をしない」

こういう結論が国民議論の末に導かれればそれも1つの答えです。
主権在民これが民主主義政治の本道です。
盲目的に感情の対立だけを煽れば、痛みは全て国民に行くだけなのです。


飯島氏の言う「ものさし」が今回の総裁選で出たのかはわかりませんが前回の安倍氏後任で「一夜総理」の話が出るということは与謝野氏の体調が思わしくないのは周知の事実なのでしょう。
そして、今回の総裁選での与謝野氏の立候補。
与謝野氏本人が自分の体調をわかっているでしょう。
自民党は3期連続で首相が退任することを望んでいません。
与謝野氏の増税論は選挙に非常に不利です。


斃れても提起したい国の大計 「堂々たる増税論」
ワタクシ、腹巻は与謝野氏の命を懸けた政治理念に興奮を覚えます。
もう一度、分析評を論じます。


・与謝野氏の政治命題は「増税論」である。
・与謝野氏は「増税論」の必要性を語る場を欲している。
・乱立総裁選において票を確保して新総裁に途中で合流する。
・与謝野氏は選挙に弱く、体調も優れない状態である。
出来レース批判回避も狙える。

http://d.hatena.ne.jp/soesan/20080909