【中山国交相が辞任】世代間温度差【聞いてみた】

soesan2008-09-28

☆日曜日まったりアフタヌーン コンバンワ ハラマキです。
時事問題を斬る!のコーナーです。
(そんなコーナーないけど)

【政治】
中山成彬国土交通相(65)は28日午前、成田空港反対派住民を「ゴネ得」と批判するなどした“失言”の責任をとり、臨時閣議前に麻生太郎首相に辞表を提出し、受理された。

http://sankei.jp.msn.com/topics/politics/3182/plt3182-t.htm

☆職業柄、俗に言う団塊世代の人に触れ合う機会が多いのでこの問題での世代間温度差を感じました。

団塊世代は男女問わずこの発言に凄く敏感で、恐らく記事を発信している新聞記者も団塊世代周辺ではないでしょうか。

んで、見聞きした50人近くの団塊世代のこの発言の感想は皆、一致。

「中山氏の発言は実にけしからん」

もう見事なまでの統一性。聞く人全てが「中山大臣けしからん」一色。
まるで意見のマスゲームのよう。
真剣な顔して聞く人すべてが「けしからん」
「こりゃ団塊世代が集団で強い意味がわかったわ」と思いましたよ。
同時に「ある種の洗脳なんだなー」とも思いましたけど。

新聞を一番読む世代と、記事を発信する世代が噛みあっての「世代タイムリー」な発言なのでここまで興味を惹きつけたのでしょう。
成田(デモ)闘争などは自分たちの【青春】でもありますからね。



さて、若い世代はこの発言については「別にどうでもいい」ってのが本音のようでした。あえて自分より年下の人たちに聞いたので政治に興味ないって子も多いですけど(サンプル数が少ないので参考までに)
発言内容もよく知らないと言う人がほとんどでした。
まあ、日教組成田闘争なんて今時の子は知るはずもなく。
ましてや、日本民族単一民族発言なんて興味すら沸かないでしょう。

そもそも、基本的な祖国への憧憬が無ければ日本民族の誇りというのも、ウヨっぽい発言に聞こえるし、過去の闘争運動もサヨっぽいものにしか見えないでしょう。
若い世代の本音を探れば、

「過去の事なんてどうでもいいよ。めんどくさい」

って感じでしょうか。


団塊世代が本当に憂慮すべきなのは若い世代の自国の過去への無関心(世代歴史の忘却)だと思いますよ。
ギャーギャー喚いてるうちに「別に団塊世代の過去なんてどうでもいいよ」
って一言で尊敬も歴史も葬られちゃいますよ。


こうやって意見の集約ができる(投票にも必ず行く)団塊世代の主張が政治の世界に強く影響されていくのを考えると、政治や社会への世代間温度差は広がっていく一方なのかなーとも思います。


上の世代への尊敬はハラマキは愛国心よりももっと大切な、祖国愛の原点だと思っていますので(儒教的な意味合いではなく)出来ればもう少し、団塊世代の方々が柔軟な発想をしてくれないかなぁ・・とは思います。


ハラマキが大尊敬する世代は戦後復興の基盤を作り上げた世代。
焼け野原から今の日本の道しるべを築いた世代。
もう、文句なしに神世代ですね。
その神世代の国に生まれたことはちょっとした自信と誇りです。