【アラビアンドリーム】復讐か利益か【アラビアンマネー】

soesan2008-09-30

知性溢れる我がブログの読者の皆さんコンニチワ ハラマキです。
お香が趣味の人ってなんだかおしゃれで素敵です。



【日経WEB】
産油国政府系ファンド、米金融危機で投資対象見直し
 【ドバイ=松尾博文】米国の金融危機をきっかけに、中東・湾岸産油国の政府系ファンドの間で米国株中心の運用姿勢を見直す動きが出始めた。クウェート投資庁(KIA)は米金融機関の救済に応じず、低迷する国内株式市場へ資金供給を増やす方針を明らかにした。米銀などに巨額資金を投じてきた姿勢に国内で批判が出ているため。カタールアラブ首長国連邦(UAE)などのファンドも慎重な構えを見せており、産油国マネーの流れが変わる可能性が出てきた。
 KIAのアルサアド総裁は23日、「金融機関の救済はそれぞれの国の中央銀行の責任」と述べ、米銀救済に応じる考えのないことを強調。一方で「米欧アジアの危機で不動産や金融など様々な分野で投資機会が生まれるだろう」と語り、投資のポートフォリオを見直す考えを示唆した。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080925AT2M2400H24092008.html



今世界で最も勢いがあり、疲弊したアメリカ型金融に代わって世界を席巻していくのは【アラビアンマネー】です。

以前のエントリーでお伝えした【アメリカンドリームからアラビアンドリームへ】

>中東マネーや新興国資金は今回のサブプライムローン問題から始まる金融不安で確かに痛手は負いましたが、以前力を持っています。
>これらの資金が次の投資先を探し始めているのは確実です。
>その場合に「アメリカ型金融」のやり方が悪い手本となってマニュアルの1つになっていくだけのことです。

アメリカンドリームならぬアラビアンドリームへ時計の針が動き始めました。
弱った肉を細切れにして食べに行くだけの体力があるのは中東マネーでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/soesan/20080917

【アラビアンマネー】が投資先をアメリカや北米からアジア全域へと方向性を変えようとしています。


アメリカ金融界は必死に止めるでしょうが勢いのある中東の資金は北米市場から世界へと手を伸ばし、それに伴い世界での影響力、発言力、存在感が増していくでしょう。


それはもう近い将来の話です。
その時に、中東勢力はアメリカがアラブ社会にしてきた行為に復讐するか、現実の利益をとるか、またバランスを巧くとり進むのか。

今後の中東を占う上でも【アラビアンマネー】から派生する動きが見逃せません。

世界のパワーバランスが変貌しようとしている只中に私たちは生きています。