【石油】金になる黒い水【資源】

soesan2008-10-06

「1バレル100ドル以下は適当でない」 イラン石油相
 ロイター通信などによると、イランのノーザリ石油相は4日、下落傾向の原油価格について「1バレル100ドル以下は適当ではない」との認識を示した。テヘランで開催したエネルギー会議で報道陣に語った。
 同相は「原油価格の下落にもかかわらず(生産)コストは低下していない」と指摘。価格下落の原因は産油国の過剰供給にあるとしたが、12月に予定されている石油輸出国機構(OPEC)の総会前に生産調整を協議する緊急会合などは開かれないとの見通しを示した。(カイロ支局) (04日 22:21)
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http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081004AT2M0402B04102008.html


10/6
現在 1バレル90ドル前後
http://chartpark.com/wti.html

8/22のエントリーで

>☆急激な価格下落も市場混乱を招く為、緩やかに適正価格に推移するのはほぼ間違いないと見ていいでしょう。1バレル50〜60ドル程度まで。分析するに原油価格を現状維持、高騰は産油国の「損」になるので好ましくないのです。http://d.hatena.ne.jp/soesan/20080822


と、お伝えしましたが、原油の「最低価格ライン」攻防が始まっているようです。
アメリカの金融破たんから始まった世界不況により輸出量が減った新興国原油需要も以前ほど伸びてはいません。

世界的にも原子力エネルギー勢力が力をつけています。

新エネルギー覇権は原油原子力か。
以前のエントリーをもう一度おさらいします。


>【社会】日経新聞 8/22
・21日からウイーンで始まった原子力供給国総会でインドの核保有が認められそうだ。
インドとの原子力協力に踏み切った米国が、ルールを変えてインドへの原子力技術、核燃料の輸出解禁を行おうとしている。

アメリカの急激なインドへの接近。
そして、ムシャラフ辞任によるパキスタン情勢。
インドとパキスタンは歴史的に非常に険悪な隣国です。
パキスタンへの接近を強める中国とイスラム勢力。


>我がブログの賢明な読者の方はおわかりでしょう。
世界紛争の大まかな陣営が決まりはじめているのです。
もちろん。早急に陣営がハッキリするわけではありません。が、
日本がどこに立ち居地を置き、どう世界情勢に取り組むかは迅速に考えるべきです。フランス、イギリス、ドイツ、西欧と東欧の動きも要重視です。

http://d.hatena.ne.jp/soesan/20080822


このブログでは何度も言っていることですが、21世紀に覇権を握るには
「資源」こそが全てです。
戦争もまた「資源」を理由に起こることは間違いありません。
ならば戦争を未然に防ぐのもまた、「資源」を制したものなのです。