【ドル】経済弾丸戦【ルーブル】

soesan2008-09-06

【国際】日経 9/6
グルジア紛争をきっかけとした「ロシア売り」に拍車がかかってきた。

株・債券・通貨ルーブルの「トリプル安」が鮮明となっており、株価下落の勢いは
98年の経済危機以来で、通貨当局がルーブル安に歯止めをかけるため為替介入に
動いている。

ロシアの代表的な株価指数であるRTS指数は南オセチア自治州を巡る武力衝突ぼっ発
直前と比べ23%下落。5月中旬の高値と比べると下げ幅は40%を超えた。国内外の
投資家がロシア売りを強める中で、債券相場も下落しており、指標のルーブル建て
30年債の利回りはこの1カ月で1%強上昇(価格は下落)。ルーブルの対ドル相場は
7月半ばの高値から約9%下げている。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080906AT2M0503O05092008.html


☆昨日お伝えした【経済弾丸】がロシアへ猛射されている模様です。
あまりに露骨でなんというか・・。
さらに、気になる記事がありましたので引用します。


【国際】 日経朝刊 9/6
・ロシアの証券会社トロイカ・ディアログの試算では、原油価格が1バレル70�を下回るとロシアの経常収支と財政の黒字はゼロになると伝えている。


☆これは今後の原油価格と新・冷戦構造を計る上では非常に重要なポイントだと思われます。

原油価格の暴騰を抑えてバランスの取れた石油文明に戻したい産油国
ドルの力を上げて、ドル建て決済している産油国の信用を取り戻したいアメリカ。
資源資産の価値を利用してEU・米をけん制しておきたいロシア。


安いドル建て決済で打撃をこうむりたくない産油諸国。
ルーブル建てで決算しているロシア。

決算通貨を変えさせないためにも「経済弾丸」を打ち込む必要があるのは一体誰なのか?


【経済弾丸】の撃ち合いはすでに苛烈さを増しているようです。