【イスラム】イラン アラグチ大使インタビューを分析

soesan2008-11-06

暖冬って異常気象かと思っていてもなんだか有難いもんですね。
コンバンワ ハラマキです。
柿は果物の中で最強のビタミンCを含有してます。お勧めの旬の果物です。

さて、今日は民間外交推進協会(FEC)の月間ニュース新聞から駐日イラン大使の
セイエッド アッバス アラグチ大使のインタビューから将来の原油価格などをコミューン・プロスペクタス(C・P)分析します。

ちなみに、イランの原油埋蔵量は86年分ありサウジアラビアに次ぐ世界第二位。
天然ガスは100年分の埋蔵量がありロシアに次ぐ世界第二位。
日本の原油輸入の12%がイラン産という密接に日本と関わりがある重要な国です。
まずは気になる原油価格の将来性について。

アラグチ大使=○
質問者=△
ハラマキ感想=☆

【FEC】 2008 280.281合併号
△佐谷新日本石油副社長
高価格原油は消費国の需要減と代替エネルギー転換を加速する。
新興国景気に打撃、OPECにも苦境となろう。
イランは100ドル死守の減産を維持するのか?

○アラグチ大使
産油量は各国の国益次第だ。
サウジは西側諸国に配慮し増産したが、イランはOPECの生産枠を守る。
価格は、カルテル、投機などの要因で決まるが、150ドル以上へ上昇すべしと思う。
日本の過去の経験から200ドルまで耐えられようがアフリカ等途上国は厳しい。
産消対話が欠かせない。



原油価格を150ドル!以上上昇すべしとのアラグチ大使のコメント。
原油安定が世界的に広まればまた、確信的な原油暴騰はあるかも知れません。
さらに、>日本は200ドルまで耐えられる。
というコメント。耐えられるということは=払えるという解釈です。
払えないアフリカ等諸国はどうなるか?
資源を持つ国と持たざる国との非情さを感じ得ます。

今は安定原油価格で石油依存を戻し、依存が高まれば上げる。
世界はまた混乱し困惑します。
その戦略に乗る人々は恐らく大勢いるでしょう。
皮肉にも、イランと仲の悪い(便宜上)アメリカやイギリスに大勢いるのではないでしょうか。

サブプライムローンからはじまる世界不況を招いた張本人。
投機筋 ファンドです。
儲けるためには手段を選ばない彼らは原油価格操作で儲けることが出来るならまた世界的混乱を呼ぶことになっても繰り返すことでしょう。


彼らが産油国を唆すのか、産油国が彼らと組むのか。
それとも両者の結託なのか。まさか偶然の一致か。

こういう現象を見ると、世界に溢れている【表面的なイデオロギー】なぞ
クソ喰らえ!と思ってしまいますね。
思想や主義などはもしかしたら【大きなCM】に過ぎないのかもしれませんよ。


明日はイラン大使コメントから見えるアメリカとの政治の行方です。